2014年11月16日日曜日

自分に影響を与えた音楽☆BEST15♪ 第15位


自分の音楽のルーツを再確認してほしく「自分に影響を与えた音楽☆BEST15♪」を選べというお題を生徒に出したことがあります。
なんで15曲かというと10曲だと足らないし20曲だと欲張る方向になるからです(単なるこじつけでした・・・)

これがすごく面白いと評判で、自分も含め他人のルーツを知ることで自分の音楽観を相対化する事ができるという大変意義あるコンテンツとなりました。

ここに、自分のBEST15♪を記していって見ようかなぁと。

第15位

Passepied」Debussy /ベルガマスク組曲 1890

ドビュッシーのピアノ曲。
完全なテクノです。ベルガマスク組曲の最終曲。日本語で「足跡」。この曲の前が有名な「月の光」その後でこれを聴くと別に季節の説明なんかなにもないのに降り積もった雪の中に記されていく「足跡」が情景に浮かんでくるのです。「ドビュッシーとラヴェル」ともに印象派を代表する(それだけでなく現在のポピュラーへの影響力として)2大巨頭なのは異論のないところ。私は作曲技法、構成能力、アンサンブル力、和声展開、ほぼ全てにおいてラヴェルのほうが上であると思う。だがしかし、「メロディ」この一点だけは明らかにドビュッシーが優れている。そんな中でもメロディの秀逸という点でこの「Passepied」がある。この他にも新しい音、響きを開拓する精神、それまでの既成概念を打破する心のベクトル・・・それらの要素が印象派の「第一人者」をラヴェルでなくドビュッシーにしているのであろうと思うわけです。そして、そのベクトルこそが私の唱える「テクノ」と完全一致するものなのです。結論。ドビュッシーがテクノです。 このピアニスト:アレクシス=ワイセンベルグ ドビュッシーに誰を選ぶかでいえば彼一択であると断言!


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